ブックタイトルHealth Management for Female Athletes
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概要
Health Management for Female Athletes
9-2プロゲスチン製剤服用によるパフォーマンスへの影響月経困難症や月経前症候群，月経周期調節のためプロゲスチン製剤2を用いて治療を行った女性アスリート3名の，服用後の体組成，有酸素運動パフォーマンスの変化について検討したデータを紹介します．測定は，服用前と服用後2カ月目の服用中に実施しました．測定項目は，体重，体脂肪率，除脂肪量（BODPODを使用），乳酸カーブテスト，最大酸素摂取量です．その結果，服用前後で体重および体脂肪率の大きな変化は認められませんでした（図34）．また，有酸素性作業能力についても，乳酸カーブテストや最大酸素摂取量の低下は認められませんでした（図3 5）．kg％kg体重体脂肪率除脂肪体重80306070605040服用後服用後20100服用後アスリートAアスリートBアスリートC服用後55504540服用後服用後図34プロゲスチン製剤2服用に伴う体組成の変化アスリートA服用前服用後アスリートBVO2max [L/min] 3.00 3.04VO2max [L/min]..mmol/L VO2max/W [mL/kg/min] 47 .4 46.7mmol/L VO2max/W [mL/kg/min]1412108642運動継続時間[min]25 .025.012108642運動継続時間[min]06090120 150 180 210 240 2700mmol/L運動負荷（W）12服用前10服用後8アスリートC服用前服用後6VO2max [L/min] 2.57 2.64.VO2max/W [mL/kg/min] 44.1 46.34運動継続時間[min] 18.0 20.5206090120 150 180 210 240 270運動負荷（W）服用前服用後2.42 2.4035.4 35.119.0 21.56090120 150 180 210 240 270運動負荷（W）図35プロゲスチン製剤2服用に伴う運動中の乳酸値の変化73