ブックタイトルHealth Management for Female Athletes
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Health Management for Female Athletes
9-1プロゲスチン製剤による月経対策●症例1月経困難症を有するアスリート対象:吐き気,頭痛のためOC・LEPが服用できないアスリート→排卵抑制効果のないプロゲスチン製剤1を用いた治療(図31)メリット:体重への影響が少ない,同時に月経周期の調節が可能である,OC・LEPと比較し血栓のリスクが少ないデメリット:不正出血がみられることがある,OC・LEPより月経困難症に対する効果は弱い,月経前症候群には効かない月経5日目服用開始月経25日目服用終了月経5日目服用開始×××××月経×××××月経ただし、大会や練習日程に合わせ服用期間は変更図31プロゲスチン製剤1を用いた月経困難症の治療●症例2月経困難症,月経前症候群,月経周期調節希望のアスリート対象:OC・LEPで症状のコントロールが悪いアスリート,副作用のためOC・LEPが服用できないアスリート→排卵抑制効果のあるプロゲスチン製剤2を用いた治療(図32)メリット:体重への影響が少ない,服用中月経が無くなるため月経を起こすタイミングを考えなくて良い,OC・LEPと比較し血栓のリスクが少ないデメリット:一部のプロゲスチン製剤は薬剤が高い,不正出血がみられることがある月経2~5日目服用開始×××××月経図32プロゲスチン製剤2を用いた月経困難症,月経前症候群,月経周期調節の治療72