ブックタイトルHealth Management for Female Athletes
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Health Management for Female Athletes
止め)を服用せずに我慢しているアスリートも多くみられます.このため,実際の月経困難症の割合はもう少し高いことが予想されます.内服薬の内訳は,市販の鎮痛薬53.0%,処方された鎮痛薬40.2%と,鎮痛薬で対応しているアスリートは93.2%でした3).また,月経痛があり鎮痛薬を服用しているアスリートの37%,月経痛があるが鎮痛薬を服用していないアスリートの25%が,月経困難症なし469名(74.4%)月経困難症あり161名(25.6 %)能瀬ら,日本臨床スポーツ医学会誌, 2014図7治療を必要とする月経困難症月経期はコンディションが悪いと回答していました(図8)4).これらのアスリートでは,鎮痛薬のみでの対応ではコンディショニングを考える上で十分とは言えず,月経周期の調節(月経をずらす)を考慮する必要があります.%403530252015105037%(60名)月経痛(+)鎮痛薬(+)161名25%(80名)月経痛(+)鎮痛薬(-)317名11%(18名)月経痛(-)鎮痛薬(-)152名能瀬ら,最新女性医療,2015図8月経期にコンディションが悪いと答えたアスリートの割合20